楽譜を見てピアノを弾きたいけど、ヘ音記号の読み方が分からないからヘ音記号の音階の読み方が知りたいな。
あと、覚え方のコツとかおすすめのグッズやアプリがあれば知りたいな。
という方へ。
ト音記号は何とか覚えたものの、「ド」の位置がまた変わるヘ音記号を覚えるのは大変ですよね。
私のピアノレッスンに通ってくる生徒さんも、ヘ音記号に抵抗感を持っている人がいます。
ですが、読めないままにしておくと、やがて楽譜を読むのが嫌いになり、ピアノを弾く事もイヤになってしまうことに・・。
そうならないように、まだ音符を読む事に抵抗感のある生徒さんには、毎回レッスンの初めに、あることをしています。そうすると、だんだん音符が読めるようになってきました☆彡。
そこで、今回は、なぜヘ音記号も覚える必要があるのか?
その覚え方のコツや、実際にレッスンでも使っている、おすすめグッズやアプリなどを交えてご紹介したいと思います。
目次
なぜヘ音記号って言うの?
「ヘ音記号」の「へ」というのは、「ファ」の音の事です。
ちなみに、「ドレミファソラシ」という言い方はイタリア語で、日本語では「ハニホヘトイロ」と言います。
イタリア語 | ド | レ | ミ | ファ | ソ | ラ | シ |
日本語 | ハ | ニ | ホ | へ | ト | イ | ロ |
「ヘ音記号」は、書き始めが「ファ」の音、つまり、「へ」の音から書き始めるので、「ヘ音記号」と言います。
なので、ヘ音記号の音階を覚える1つの方法として、ヘ音記号の書き始めの音「ファ」の音から数えて音符を読むこともできます。
ヘ音記号の音階の覚え方
次に、ヘ音記号の音階を覚えましょう。
もう一つの覚え方として、ヘ音記号の「ド」と言ったら、「下から2番めの線の間」とそのまま覚える方法があります。
つまり、理屈なしに、「ドは下から2番目の線の間」と覚えるという事です。
ここで覚え方のコツ!
小学校で、数字やひらがな表を覚える時に、ひたすら口で言って覚えたり、実際に文字を書いて覚えたりしましたよね?
それと一緒で、音階「ドレミファソラシド」という順番を、まず何回も口で言ったりして覚える。
(逆からも「つまりドシラソファミレド」でも言えるようにする)
で、次に、1つ飛ばしでも言えるようにすると音符が覚えやすいです。
例えば、
「ドミソシ」と「レファラド」という固まりを覚えます。
そうすると、
という感じておだんご状になっている時は1つ飛ばしで数えれば、分かりやすいです。
覚えやすい方法で覚えてみてください。
なぜト音記号とヘ音記号の楽譜になってるの? 鍵盤とト音記号、ヘ音記号の位置関係は?
ピアノの楽譜を見ると、上が「ト音記号」で、下が「ヘ音記号」になっています。
これは、主に右手がピアノの高い鍵盤の方を担当し、左手が低い鍵盤の方を弾く事が多いです。
もし、全部の音符をト音記号で書こうとすると、線をたくさん書かなくては音符を書くことが出来ないので、だんだん見にくくなってしまいます。
このため、低い音符はヘ音記号が担当しているのです。
という訳で、たくさんある鍵盤の、真ん中にある「ド」(ピアノの前に座った時に真ん中位にくるド)から右側(高い音)は主にト音記号で書かれ、左側の音(低い音)は主にヘ音記号で書かれています。
ヘ音記号のフラットの付き方について
フラットの付き方は「シミラレソドファ」の順で付きます。(ト音記号も同じ)
なので、こんな感じになります。
ヘ音記号のシャープの付き方の説明
次にシャープの付き方の説明をします。
シャープの付き方もト音記号と同じ順番に付きます。
順番は左から順に書き、「ファドソレラミシ」になります。
(全部のシャープが五線の中に収まるように書きます。)
音符が読めるようになるグッズとアプリの紹介
最後に音符が読めるようになる、おおすすめのグッズとアプリの紹介をします。
実際、レッスンでも音符を覚えきれていない生徒さんに使っています。
このカードで練習すると、音符が段々と読めるようになります☆彡。
おすすめのアプリ
「音符を読むことを学ぶ-ソルフェージュ1/4」
ヘ音記号やト音記号の音符を見て、どこの鍵盤なのかを当てるアプリです。
実際に使ってみたところ、基礎でよく使う範囲の音符だけを、鍵盤のどこを押せば良いかを学べるので、初心者には特に学びやすく分かりやすいと思います。
ただ、シャープやフラットが多い調になると代金が必要となるようです。
「DoReMiNotas 五線譜を読みます」
こちらはAndroidの方用のアプリになります。
私はAndroidのスマホを持っていませんので、口コミを参考にする形になりますが、これから音符を覚える方には人気があるようです。
まとめ
ヘ音記号の音階の読み方を覚えるにあたって、大切なことは、3分でも良いので、毎日続けるということです。
これは、ピアノの上達にも同じことが言えます。
いくらレッスンに通っていても、家では全然練習してこない(と思われる)生徒さんもいます。
こういう方はやはりなかなか上達しません。
究極、レッスンに通わず、独学でも毎日練習している方の方が上達も早いのではないでじしょうか。
(でもたまにはチェックしてもらうと自分では気付かない点など教えてもらえるからより上達も早いですが^^;)
というわけで、ぜひ、毎日少しでも良いので、音符とにらめっこして最後に笑ってくださいね!
また、ト音記号についても知りたい方(初心者向け)はこちらをご覧ください。
ピアノ初心者でも簡単!楽譜の読み方(レッスン付き)