拍子記号の意味と読み方について(初心者の方にも分かるよう徹底解説)

ト音記号と音符の絵
 

拍子記号って何なのか、意味や読み方について知りたいな。
楽譜のどこを見れば拍子が分かるんだろう?

そもそも何で拍子があるのかな? 全部カウントとしては同じに思えるけど、どう違うんだろう?

それと、楽譜を見たり、曲を聴いて何拍子が分かるようになりたいな。

 

などなどお悩みの方へ。

「拍子」について様々な疑問がありますよね。

そこで、今回は、下記の内容について解説したいと思います。

 

Contents

拍子記号の意味と読み方は?

拍子記号とは、その曲が何拍子で、どの音符を1拍にしたかを分数のような形で示しています。

拍子記号は、楽譜の曲の始まりについています。

このト音記号のとなりについている数字(4/4)のことです。

読み方は4ぶんの4(びょうし)と、下の数字から読みます。

※もし、調号(シャープ(#)やフラット(♭))が音部記号のとなりについている場合は、調号の後に書きます。

つまり、この場合は、「4分音符を1拍とした、4拍子の曲」という事を示しています。

 

同じように、その他の拍子記号も、このようになります。

このように、分母に来る数字は、「何音符を1拍の単位とするか」を表し、

分子の数字は、その音符が1小節に何個分入っているか(または何拍子か)を表しています。

 

例えば、この楽譜の「チューリップ」の曲は、「4分の4拍子」で、

「4分音符を1拍とする、4拍子の曲」という事になります。

楽譜、音声で確認すると、

https://choko3.com/wp-content/uploads/2019/06/amarec-20190607-1321.mp3?_=1

こんな感じで、1小節に4分音符4つ分の長さが、入ります。

 

また、4分の4拍子の「おおきなくりの木の下で」の曲の場合ですと、

https://choko3.com/wp-content/uploads/2019/06/media.io_amarec-20191031-1557.mp3?_=2

このように、音符の種類は色々入っていますが、4分音符を1拍とし、4拍分の長さの音符が入っています。

 

また、先ほどの「チューリップ」の曲が、この楽譜ですと、「4分の2拍子」となり、「4分音符が1小節に2拍分入る、2拍子の曲」になります。

https://choko3.com/wp-content/uploads/2019/06/media.io_amarec-20191031-1704.mp3?_=3

 

 

次に、3拍子の曲を見てみましょう。

例えば、「ぞうさん」の曲ですと、

https://choko3.com/wp-content/uploads/2019/06/amarec-20190620-1350.mp3?_=4

 

このように、4分音符を1拍分とし、1小節に4分音符が3拍分入った、3拍子の曲となっています。

 

拍子とは?

「そもそもなぜ3拍子とか4拍子という拍子というものがあるのかな?

全部カウントとしては同じに思えるけど、どう違うのかな?」

と思った事はありませんか?

拍子とは、一定の間隔で刻まれる拍(ビート)に周期的な強弱が反復されて生じたもの

つまり、拍(メトロノームやカウントのように無機的に刻まれるもの)に、周期的な強弱がついたもの

例えば、拍だけだったら、ただのカウントや時計の秒針のように、無機質に時を刻んでいるだけですが、そこに周期的な強弱が加わったものを拍子と言います。

拍に強弱が生まれることで曲のノリみたいなものができます。

 

また、3拍子の曲で説明すると、

このように、3拍子だと、1拍目が強拍、2,3拍目が弱拍というように、強弱を意識する事で、3拍子のリズムを感じる事が出来ます。

また、4拍子の曲では、

こんな感じになります。

ただ、この強弱というのは心理的なものなので、実際の音の強弱は必ずしも一致しません。

なのであまり露骨に音の強弱をつけると不自然になる場合もあるので、曲の根底で何拍子かを感じながら、弾いたり歌ったりすると良いと思います。

という事で、曲を聴いて何拍子なのか、どうやって聞き分けるのか知りたい場合は、拍子の心理的な強弱をつかむことがコツです。
色んな曲を聴いて、曲のノリをつかんでみましょう!、

 

「拍」と「リズム」、「テンポ」について

では、次に「拍」と「リズム」、「テンポ」について説明します。

 

拍とは

曲に合わせて手を叩くなど、メトロノームや時計の秒針のように一定時間ごとに刻まれる音が拍です。

 

リズムとは

音が聞こえる時間と聞こえない時間があったり、音の長さや高さ、強弱が変わったりする刻みをリズムと言います。

1例(メトロノームの刻みの音は「拍」、音の刻みはリズムです。)

https://choko3.com/wp-content/uploads/2019/06/amarec-20190621-1159.mp3?_=7

反対に、同じ勢いで蛇口から出る水の音など、同じ音がずーーっとなっている場合には時間の刻みを感じないのでリズムとは言いません。

 

テンポとは

1分間に1拍と定めた音符を何回鳴らすかという事です。
例えば4分音符=100と書いてあったら、1分間に4分音符を1拍として100回カウントするという意味です。

また、テンポが2分音符=90と書かれている場合は、2分音符を1拍として、90回打つ速さという事になります。

※ちなみに4分音符では幾つ打つかというと、2分音符は4分音符2つ分の長さなので、90×2=180になります。

 

楽譜を見て何拍子なのかが分かるようになりたい

その曲が何拍子かを見分けるには、

  • 何の音符を1拍としているか?
  • どんなまとまり方で音符が書かれているか

を見れば分かります。

例えば、この楽譜が何拍子の曲かを見ると、

  • 音符のまとまり方が、4分音符を1拍とし、1小節に4分音符が3つ入っている

というわけで、この曲は3/4拍子の曲です。

もし、6/8拍子の曲だったら、同じメロディーが、

このように、8分音符を1拍とし、8分音符3つのまとまりが1小節に2つずつで書かれます。

 

拍子の種類(単純拍子・複合拍子・混合拍子)について

拍子には2拍子、3拍子、6拍子など色んな拍子があります。

これらは3つに主に分類する事が出来ます。

 

①単純拍子➡2拍子、3拍子、4拍子の拍子

(2ぶんの2拍子、4分の2拍子、4分の3拍子、4分の4拍子など)

※4拍子は元々は2組の2拍子で出来た複合拍子とみなされていたが、今日では独立して単純拍子として別の扱いをされています。

 

②複合拍子➡1拍が3個のまとまりになっている2拍子、3拍子、4拍子

例えば、8分の6拍子(3拍子×2=6拍子)、8分の9拍子(3拍子×3=9拍子)、8分の12拍子(3拍子×4=12拍子)など

8分の6拍子は「6拍子」と書かれていますが、8分音符が3つのまとまりになった、大きく言うと2拍子の曲ともいえるわけですね。

 

③混合拍子➡異なる拍子が組み合わさって出来た拍子で、5拍子、7拍子などがあります。

・5拍子➡2拍子と3拍子が組み合わされた複合拍子

・7拍子➡3拍子と4拍子が組み合わさった拍子

 

5拍子で始まる曲と言えば、「展覧会の絵」が有名ですね。

https://choko3.com/wp-content/uploads/2019/06/amarec-20190622-1158.mp3?_=8

 

まとめ

今回は、次の五つの点について解説してみました。

  • 拍子記号の意味と読み方
  • 拍子とはそもそも何なのか?
  • 「拍」や「拍子」、「リズム」とは何か
  • 何拍子かを見分ける方法
  • 拍子の種類

日頃、ピアノの指導をする中で、何気に扱っていた拍子ですが、説明するとなると、拍子1つをとっても、本当にたくさんの事があるんだなと思いました。

楽譜を読む上で、参考になれば幸いです。

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