こんにちは、ちょこです。
毎年口座振替での納税。
自営業の人は特に国民健康保険税など、会社員の方より負担が多くなりますよね。
我が家も自営業なので、毎年多額の税金を払っています。
何とか少しでもお得に納税出来る方法はないものかと思っていたところ、最近になって、クレジットカード払いで納税が出来るようになったとの事!。
そこで、今回は、クレジットカード払いにした場合、口座振替と比べて少しでもお得になるのかどうか、調べてみました。
Contents
クレジットカード払いと口座振替で納税はどちらがお得?
クレジットカード払いと口座振替のどちらがお得かは、決済手数料とポイント還元の差にあります。
まずは手数料から見ていきますね。
クレジットカード払いにした場合の手数料は?
納税をクレジットカード払いにすると、システム利用料(決済手数料)というものが必要になってくるんだね?。
うん。 例えば、A市町村とB市町村のシステム手数料はそれぞれ以下のようになっていたよ。
システム利用料(税込) | ||
納付金額 | A市町村 | B市町村 |
1円~10,000円 | 108円 | 50円 |
10,001円~20,000円 | 216円 | 150円 |
20,001円~30,000円 | 324円 | 250円 |
30,001円~40,000円 | 432円 | 350円 |
以降10,000円増えるごとに 108円加算
え?システム手数料って市町村によって違うの?
そうなんだよね。だから自分の住んでいる地域の手数料はいくらなのか、確認する必要があるよ。
このように、システム手数料はそれぞれの地域によって違うという事がわかりました。
では、次にポイント還元について見ていきましょう。
クレジットカード払いにした場合のポイント還元は?
次に、クレジットカード払いにした場合の手数料と、ポイント還元率について比較してみました。(A市町村のシステム手数料の場合)
納付金額 | システム利用料(税込) | クレジットのポイント還元率0.5%の場合 | クレジットのポイント還元率1%の場合 | クレジットのポイント還元率1.2%の場合 |
1円~10,000円 | 108円 | 0~50円 | 0~100円 | 0~120円 |
10,001円~20,000円 | 216円 | 50~100円 | 100円~200円 | 120円~240円 |
20,001円~30,000円 | 324円 | 100円~150円 | 200円~300円 | 240円~360円 |
30,001円~40,000円 | 432円 | 150円~200円 | 300円~400円 | 360円~480円 |
なるほど。
じゃあ、クレジット払いでお得になるには、このシステム手数料より、ポイント還元の方が多くならないといけないんだね!
そうなんだよね。
つまり、この場合、クレジットのポイント還元率が1.2%でやっとお得になる可能性があるということだね。
「可能性がある」とは?
お得にならない場合もあるの?
うん。
例えば納税が10,000円の場合は手数料が108円、ポイント還元が120円なので、12円のお得になるけど、10,001円だと、手数料が216円で、ポイント還元が120円となるので、96円の赤字になるよね。
このように、システム手数料はお住まいの地域によって異なるため、クレジットカード払いの方がお得とは一概に言えないという事がわかりました。
という訳で、クレジットカード払いにする場合、システム手数料とポイント還元のどちらがお得かを比較してみることが大切になってきます。
クレジットカード払いが出来る市町村税や県税は?
では、次に、クレジットカード払いが出来る市町村税や県税にはどんなものがあるのか見てみましょう。
利用できる市税
- 市民税・県民税(普通徴収)
- 固定資産税・都市計画税
- 軽自動車税
- 国民健康保険税 となっています。
なるほど。ちなみに市町村税以外にも、クレジットカード払いが出来る税金はあるの?
うん、 自動車税、個人事業税、不動産取得税などの県税も 、 クレジットカード払いが出来るよ。
ただし、これも都道府県によって少しずつ取り扱う納税の項目が異なっているので、お住まいの都道府県のホームページや、納税課で確認してね。
県税をクレジットカード払いにした場合のシステム手数料について
次に県税の手数料について見てみましょう。
いや~それぞれの地域によって様々な取り決めになっているんだね。
ちゃんと調べないといけないな。
じゃあ、自動車税など、県で払う税金の手数料はどうなっているの?
これも都道府県によって異なるみたい。金額ごとに手数料がかかったり、「 一件の納税についいくら 」と決めている都道府県もあるよ。詳しくは自分の住んでいる地域のホームページで、納税方法を確認して頂くことをおすすめするよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クレジットカードならポイント還元もあるし、お得かも!と思って調べてみましたが、お住まいの地域によってそれぞれ手数料や納税出来る項目が異なるという事が分かりました。
また、納税の仕方も、金額によって定めていたり、「一件に付きいくら」と定めている地域もあるという事が分かりました。
という事で、納税をクレジットカードでする場合の注意点は、
①何の税金にいくら払っているか?
②クレジットカード決済の場合、システム手数料がいくらかかるか(市町村税、県税それぞれ)
③クレジットカードのポイント還元率はいくらか
の3点になります。
また、クレジット払いにするには、一度口座振替の手続きを解約する必要もあります。
また、口座振替のように、一度の手続きで以後の納期分を自動的に引落しするものではなく、納付書が送られて来たら、その都度手続きを行わなければいけないので、気をつけて下さい。
今は、キャッシュレス決済が進んできています。それにともない、また納税方法も変わってくると思いますので、今後もこまめにチェックしていきましょう!