電子ピアノ初心者向けの選び方と、これだけは知っておきたい2つの機能

電子ピアノを弾く子供
 

最近、ピアノを弾きたくなったので、電子ピアノが欲しいなと思うんだけど、いっぱいあって分からないな。
どんな機能が付いていて、どういう時に使うのか知りたいな。

 

こんな悩みを持っていませんか?

例えば

  1. ピアノ教室に習い始めた子供用に使いたい
  2. 大人の入門向けに使いたい
  3. パソコンやスマホとつなげて音を鳴らしたい

などなど。

最近は、色んなメーカーがさまざまな電子ピアノを出しているので迷いますよね。

私の教室に通ってくれている方も、電子ピアノで練習している方がかなりいて、どんな機種の電子ピアノを選んだらよいか相談を受けることがあります。

そこで今回は、ピアノ講師歴20年以上の私の目線から見た、初心者の方におすすめの電子ピアノの選び方について下記の内容で解説したいと思います。

 

あなたが電子ピアノを使う目的に応じて最低限、どんな機能がついていると良いかを把握しておくと、楽器を選びやすくなります☆彡。

 

Contents

電子ピアノ初心者向けの方の楽器の選び方

電子ピアノを選ぶ前に知っておきたいポイントは3つです。

  1. これだけは知っておきたい2つの機能を理解しておく
  2. 付いていると便利な機能について理解しておく
  3. 実際に自分で楽器店に足を運んで楽器に触ったり弾いたりしてみる

 

このような流れで確認してみましょう。

では順番に見ていきましょう。

 

これだけは知っておきたい2つの機能とは

これだけは知っておきたい機能とは、次の2つです。

  • タッチレスポンス機能
  • ペダルの機能

大体標準で付いていますが、購入時に確認してください。

では、それぞれの機能について詳しく見ていきましょう。

 

タッチレスポンス機能

鍵盤を弾いた時の感触の調整ができる事です。(軽い・普通・重いの3段階が一般的です)

この機能が付いている事で、生ピアノ(アップライトやグランドピアノ)の鍵盤を弾いた時のように、弾いた強さで音の強弱を変えるタッチ感が身につきます

この機能がないと、右手(メロディー)と左手(伴奏)の大きさなどを変える事ができず、曲の最初から最後まで同じ大きさでしか弾く事が出来ず、音の強弱を表現する事が出来ません。

ピアノ教室に通う場合、この練習が重要なポイントの1つになるため、お家で練習する時には欠かせない機能となります。(最近の電子ピアノは大体標準でこの機能がついています。)

 

ペダルの機能

ピアノのペダルはもともと3本あり、グランドピアノの場合、右から「ダンパーペダル」、真ん中が「ソステヌートペダル」、左側が「シフトペダル(電子ピアノではソフトペダル)」と言います。

演奏する時に主に使うのが、ダンパーペダルと、ソフトペダルです。

ここではダンパーペダルと、ソフトペダルについて説明します。

ダンパーペダルは踏んだ時に音が響かせる事ができます。音を長く響かせ、音の広がりを表現する事ができます

ソフトペダルは曲の途中で音を小さく弾きたい時に使います。

鍵盤を弾く強さで、音の強弱も出来ますが、さらに繊細に弾きたい場合や、より小さく弾きたい場合に使います。

タッチレスポンス機能やダンパーペダルについては、カシオさんの動画がありましたので、参考に載せておきました。

こちらは動画のものとは少し違いますが、カシオさんのデジタルピアノPrivia PX-770と言う機種です。

 

その他の標準的についている機能は、

  • 音のボリューム調整機能
  • ヘッドホンジャック

があります。

自宅に生ピアノ(アコースティックピアノ)を置きたいけど、音の問題があって置けない方に便利な機能です。

ヘッドホンジャックについては、2つあると弾く人と聞く人用に使えて便利です。

 

では次に、あったら便利な機能について解説します。

 

電子ピアノに付いていると便利な機能

 

メトロノーム機能

一定の速さ(テンポ)で音がなる機能のことです。

この機能がないと、曲を正確なテンポで弾くことが難しいです。

自分では一定の速さで弾いているつもりが、曲の途中で早くなったり遅くなったりしている事がよくあります。

メトロノーム機能があれば、一定の速さで曲を弾く事が出来るようになります。

 

録音機能

自分で弾いた曲を録音する事が出来ます。

弾いている時は、弾く事に一生懸命で、実は音が違っていたとか、テンポが速くなったり遅くなったりしている事があります。

録音するとこで、自分の演奏を客観的に聞く事ができ、直すポイントが把握しやすくなります。

 

特にピアノ教室に習い始めた子供用に使うなら、これらの機能は欲しいなと思います。

(もし、欲しい機種にメトロノーム機能や録音機能がついてなくても、最近ではスマホのアプリでダウンロード出来たり、メトロノームは別で買う事が出来ます。)

 

実際に自分で楽器店に足を運んで楽器に触ったり弾いたりしてみる

ここまで「これだけは知っておきたい機能」と「付いていると便利な機能」について見てきました。

これらを知識として頭に入れてから、販売店に電子ピアノを見に行くと、自分にあった機種を見つけやすいと思います。

何も知らないでいきなり楽器を見ても、自分の必要な機能以上の高い機種を選んでしまったり、逆に欲しかった機能がついてないものを選んでしまう可能性があります。

また、電子ピアノは色んなメーカーが色んな機種を出しています。

それぞれに音色や特徴がありますので、これについては実際に店舗に足を運んで、楽器をさわったり、実際に弾いてみて、気に入った音色や、自分の手になじむものを選ぶようにしてください。

特に、音色やタッチレスポンス機能については、人によって好みがありますので、自分に合う楽器を選んでください。

 

あったら楽しいBluetooth(ブルートゥース)機能

「パソコンやスマホとつなげて使いたい」なら、Bluetooth(スマホやタブレットとつなげて、YouTubeなどの動画の音を電子ピアノのスピーカーから流せる)機能が付いていると楽しめると思います。

例えば、動画で気に入った音楽があったら、電子ピアノとスマホをBluetooth機能でつなげれば、電子ピアノのスピーカーから音を出して臨場感のある音で聴けたり(コンポやステレオ代わりに使うとか)、鳴っている音と一緒に演奏を楽しめたり出来ます。

個人的にはこの機能の付いている楽器でコラボしてみたいです^^

 

最後に付属品の有無のチェックをしよう

最後に、気に入った楽器が見つかったら、付属品は何がついてくるかを確認しましょう。

椅子やヘッドホン、譜面立ては最低でも必要な備品です。

もし別売りとなっている場合は、合わせて購入を検討しましょう。

 

ぜひ、お気に入りの楽器を見つけて下さい。

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