キーボードタイピング練習ガイド!上達のコツを徹底解説【初心者用】
日常生活でスマートホンを使っていると、文字入力はフリック入力を使うことがほとんどではないでしょうか?
ところが、仕事での資料作成や、学校での授業、レポート作成となるとキーボードが必要になります。けれど慣れていないから、打ち込むキーを見つけては人差し指でキーを押して入力するので、なかなか入力が終わらない・・・
慣れている人は、両手の全部の指を使って、颯爽と入力を終わらせていく。一体どうやったら、あんな風にキーボードタイピングができるようになるんだろう・・・
そんなあなたのための、キーボードタイピングが上達する練習方法をまとめました。
キーボードタイピングは、ブラインドタッチ・タッチタイピングという別名もありますが、ここではキーボードタイピングに統一して説明していきますね。
キーボードタイピングが上達するコツ
スポーツでも習い事でも、慣れるまでは基礎が大事と言いますよね。キーボードタイピングも同じで、最初は慣れが一番大切で、お決まりのルールがあります。
このルールを覚えさえすれば、あとはスムーズにタイピングを行えるようになりますよ!
自分に合ったキーボードを使う
キーボードタイピングに慣れるまでは、同じキーボードを使ったほうが良いです。なぜかというと、キーボードと一言で言いますが、形状や大きさなど様々なものがあるからです。手と指の開き具合や動かし具合をキーボードに合わせる必要があるので、練習するたびにキーボードが変わるとそのキーボードの形状に慣れるまでに時間が必要になります。
パソコンを購入すればキーボードは一緒についてきますが、これが自分に合わないこともあります。特にノートパソコンは小型のものの場合、キーの大きさや横幅が狭くなるので、その分使いにくいケースも。
可能であれば、マイキーボードを用意して、いつでもどこでも同じものが使えるのがおすすめです。少なくとも自宅では毎回同じキーボードを使うことをおすすめします。
マイキーボードを準備するなら、次の3点を確認してみてください。
- 打鍵感(キーを叩いたときの感覚が重い、軽い、堅い、柔らかい、深い、浅いなど好みに合わせてください)
- キーの間隔(キーの大きさや、キーとキーの間隔に影響するので、自分の打ちやすい大きさを選んでください)
- キーボードの角度(つけられる角度が大きい、小さいがあるので手首の角度に合わせても良いでしょう)
自分をキーボードに合わせるのではなくて、キーボードを自分に合わせるのが上達の一番の近道です。実際に触らないとわからないことなので、ネットショップよりも、実店舗での購入をおすすめします。
キーボードに慣れる
キーボードタイピングが上達するには、キーボードを見ずにタイピングができることは避けては通れないところですよね。まずはしっかりと記憶して行きましょう。
キーの配置を覚える
最初は全てのキーの配置を覚えようとせず、次の順番で覚えると良いでしょう。
- アルファベットのキー(母音)
- アルファベットのキー(子音)
- 数字
- シフトキー、コントロールキー、ALTキー
- 記号
- その他
キーボードの利用目的によって違いはあるとは思いますが、上に書いた順でよく使うものです。まずは1、2、3をしっかりと覚えましょう。4はキーボードによって配置が異なることがあります。
指を置く基本の位置を覚える
キーボードタイピングを行うには、手の位置が一定であることが大切です。この位置のことをホームポジションと言います。このホームポジションを教えてくれるものがキーボードにあります。
ほぼ全てのキーボードには、FキーとJキーに何らかの突起物がついています。この突起物を両手の人差し指で触れるように置けば、手の位置がホームポジションとなります。
人差し指を使うキーを打つ時は、手の位置を動かす必要が出てきますが、それを打ち終わったら必ずホームポジションへ指を戻すようにしましょう。
キーボードの打ち方を覚える
キーの配置を覚えながら、打ち方も覚えていきましょう。キーを打つ時に使う指も、アルファベットについてはほぼ決まっています。
決められた指で打つ
図のようにホームポジションを基準にして上下に移動させたところにあるキーを打つのが基本です。ホームポジションの間にあるキー(GとHの列)については、それぞれ近い側の人差し指で打ちましょう。
最初のうちは、キーボードを見ながらでも良いので、指をどのように動かせば決まったキーを打つことができるかを確認しながら練習してみてください。
頭の中でキーの配置を思い出しながら指を動かす
頭の中でキーボードのイメージを思い浮かべながら、打ちたいキーを思い出しつつ実際に指を動かしてみる。
地味な練習方法ですが、キーの配置を覚えて決まった指で打つことに慣れるまでは、この方法が結構効果的です。
キーボードを見ずに打つ
慣れてきたらキーボードを見ずに打つ練習をしてみましょう。
何かお手本を用意して画面をみながら打ち込んでみたりとか、練習ソフトを使って表示される文字を入力していく練習がやりやすいと思います。
効果的な練習方法
キーの配置に手が慣れてきたあたりから、実際に言葉や文章を打つ練習をしてみましょう。
ローマ字で50音を練習する
まず50音が打てるように練習をすると良いでしょう。
母音となる「アイウエオ」に慣れることから始めて、そのあとは子音を加えた「カキクケコ〜ワヲン」まで順番に打ち込めるようになるところまでやってみましょう。
これができるように慣れば、濁音・半濁音・小さい文字(「っ」や「ゃ」など)まで広げていけば、後は文字の組み合わせで単語や文章を打ち込むことができます。
魔法の文章で練習する
キーボードタイピングの練習には、魔法の文章というものがあります。
これは全ての母音と子音を最低でも1回は打つことで作成できる文章なので、練習にはもってこいなんですね。
その魔法の文章がこちら。なんども打ち込んで練習してみてくださいね。
pa-kinngueriajyuude,fannhazuttoyubanawomusu.
速さよりも正確さを意識して練習する
キーボードタイピングの練習をしていると、ついつい速く打ち込もうとする気持ちが出てしまうことがあります。
実は速く打ち込むことに慣れるよりも、正確にキーを打つことに意識を向けたほうが、結果として速くスピードアップすることができます。こちらもぜひ意識してくださいね。
姿勢を意識する
練習を長続きさせるには、疲れない姿勢も大切です。もちろん、タイピングのやりやすさに直結します。パソコン作業の疲れも段違いに変わってくるので、こちらも意識すると良いでしょう。
視線の高さ
高すぎても低すぎても首が疲れます。低すぎると猫背になります。ノートパソコンは少し視線が低くなりがちなので、長時間パソコンを使用するのであれば、モニターを別に用意するかデスクトップパソコンを使うことをおすすめします。
目からディスプレイまでの距離は40cm以上あける
近すぎると猫背になってキーが打ちにくいですし、目の疲れに直結します。40cm以上は離したいところです。
肘の角度は90度前後で曲げる
指と手を動かしやすい角度が90度前後くらいになります。
90度より狭いとその分体が前のめりになるので、猫背になります。逆に広すぎると腕が伸びた状態になってしまい肩こりに繋がります。腕の曲げ伸ばしをしてみて、窮屈にならず肩に力が入らない角度に合わせるようにしましょう。
椅子の背もたれに背中をつけない(背筋を伸ばす)
ここまでに書いた姿勢のポイントを合わせると、背もたれに背中をつけることはほとんどなくなると思います。立ち仕事も座り仕事も背筋を伸ばした方が、作業がやりやすいですよね。
背筋を伸ばした状態で作業ができるようにパソコンやモニター、キーボードを合わせて行くのが一番です。
椅子の高さと机の高さを合わせる
椅子の高さがあっていないと、視線の高さや肘の角度が合わないですよね。背筋を伸ばせても、腰から下が安定していないと長続きしませんし。椅子の高さ、机の高さはやはり自分にあったものを用意するのが一番です。
基準としては、椅子に座った時に膝が90度前後で曲がっていて、足の裏(または履物)が床にしっかりと付いている状態です。椅子の座面に座布団やマットをしいて調整しても良いでしょう。
タイピングが得意な人の特徴
あとタイピングが得意な人の特徴として次のようなのがあります。
- 文章を考えるのが速い
- 文章を思いつきながらタイピングしている
- 装飾はあと回し、とにかく文字を打つことだけに専念する
- パソコンに毎日触れている
これらを真似てみることで、よりタイピングのスピードを速めることもできるかもしれませんね。
無料でできるタイピング練習
最近はタイピング練習が無料でできるホームページがたくさんあります。タイピング練習にこれを使わない手はないですよね。
その中から、いくつかご紹介します。
アルファベットを一文字づつ打ち込む練習ゲーム
アルファベットの文字が横から流れてくるので、その文字をタイピングするものです。
シンプルですが、アルファベットの位置を覚える練習に良いですよ。
http://typingx0.net/az/
キーボード上のキーの位置を教えてくれる練習ゲーム
打ち込むキーの位置を画面に表示してくれつつ、単語を入力する練習ができる優れものです。
アルファベットに慣れた後に、ローマ字入力でキーボードの位置を確認しながら練習するにはもってこいです。
http://neutralx0.net/type01.html
大人もハマるタイピングゲーム
実はこのサイト、小学生の子供に教えてもらいました。無料ですがなかなかのクオリティ。回転寿司のレーンに見立てて、お皿に乗ってくる単語を打ち込むゲームです。
子供が楽しそうにタイピング練習をやっていたので、一緒になって挑戦してみたのですが、簡単な単語〜なかなか手強い文章まで、幅広く対応しているので、キーボード慣れしていてもかなりハマります(笑)
まとめ
僕もスマートホンではフリック入力を使っていますが、キーボードタイピングと同じ速さでは入力できないので、ちょっとストレスを感じてしまいます。
キーボードタイピングなら、頭の中に思い浮かんだ言葉や文章を、思い浮かんだスピードで入力することができるようになります。これがとても気持ち良いんですよね。ぜひこの感覚を味わってもらえたらいいなと思います。
最近はタイピング練習ソフトやホームページも充実していて、しかも楽しめるように作られています。ゲーム感覚で練習して、コツをつかんでくださいね!