こだま号グリーン車の座席をご紹介!コンセントから設備まで全特集
東海道・山陽新幹線で各駅停車しながら走る「こだま号」
東海道新幹線では「のぞみ号」「ひかり号」と全く同じ車両を使っています。
もちろんグリーン車もついているので、ゆったり・のんびりしながら旅をしたい人には、使い勝手の良い座席かもしれませんね。
そこで今回は、「こだま号」グリーン車の座席についてまとめてみました。
Contents
「こだま号」グリーン車の座席
東海道新幹線ではN700系と700系の2種類が、山陽新幹線ではN700系が「こだま号」として走っています。
700系は2020年3月で引退が決定しているので、グリーン車といえばN700系と言っても良いかと思います。
そこで、ここでは東海道新幹線N700系のグリーン車の座席について紹介していきます。
普通車とグリーン車の比較
グリーン車の座席は、普通車の座席と比べて、快適に過ごせる機能が多く用意されています。
そこで普通車との違いを、表にまとめてみました。
比較 | 普通車 | グリーン車 |
シート並び | 3列+2列 | 2列+2列 |
間隔 | 1,040mm | 1,160mm |
幅 | 40cm | 50cm |
リクライニング | 手動 (20度程度) |
電動 (25〜30度程度) |
テーブル | 横幅40cm 奥行25cm |
横幅40cm 奥行28cm (手前にスライド可) |
サイドテーブル | なし | あり |
読書灯 | なし | あり |
シートヒーター | なし | あり |
フットレスト | なし | あり |
コンセント | 先頭列の席 最後列の席 窓際の席 |
全ての席 |
それぞれ、写真でも紹介します。
シート並び、間隔、幅
普通車の3列側と同じ側のグリーン車の写真を並べてみました。
グリーン車の座席の方が、広く・ゆったりと・間隔に余裕を持って、設置されていますね。
リクライニング
グリーン車の座席のリクライニングは、電動で角度を調整することができます。
角度調整の操作は、肘掛についている矢印付きのレバーを使います。
座った状態で手前にレバーを動かせば座席が倒れ、向こうにレバーを動かせば座席は戻ります。
テーブル
普通車と同じように、テーブルは前列シートの背面に設置されています。(最前列は正面の壁に設置)
使い方は普通車と同じですが、グリーン車は前列との間隔が広いこともあって、手前にスライドさせて、位置を調整できるようになっています。
テーブルを出した状態(スライドはまださせていません)
手前にスライドさせたテーブル
サイドテーブル
グリーン車の座席には、正面のテーブルに加えて、肘掛に収納されているサイドテーブルがあります。
窓側席は窓側、通路側席は通路側の肘掛に収納されています。
正面のテーブルは広くて手前にも引けて便利ですが、ちょっと手を伸ばさないといけないのが難点。
その点、サイドテーブルはすぐ手が届く場所にあるので、小物や飲み物を奥にはちょうど良い使い心地です。
肘掛を開いた状態。使うときは、ここからサイドテーブルを引きあげます。
最後まで引き上げると、少し回転して、このような状態でとまります。
あとは、白いテーブルを座席側に回転させれば、サイドテーブルの完成です。
写真では肘掛が開いたままですが、この状態で閉じることもできます。
読書灯
読書灯は、座席の頭の左側についています。
読書灯そのものを動かすことができ、照らす位置を変えることができます。
点灯するとこんな感じになります
読書灯の操作は、各席の間にある肘掛に操作ボタンで行います。
左側にある、ランプのマークのボタンが、読書灯のボタンです。
シートヒーター
座面を温めてくれるシートヒーターがついています。
シートヒーターの操作は、各座席の間にある肘掛の操作ボタンで行います。
右側にある、座席マークのボタンが、シートヒーターのボタンです。
ちなみに、席を離れて5分経つと、シートヒーターはスイッチが切れるようになっています。
トイレへ行くなどで席を外したあとは、切れていないか、確認してくださいね。
フットレスト
フットレストは、正面足元にあります。
写真のフットレストは折りたたんだ状態で、靴のまま利用するときは、このまま使用します。
靴を脱ぐ場合は、手前に広げて使います。
手前に広げると、床のカーペットとは異なる、明るいデザインになっています。
フットレストの右側に角度調整用ペダルがついています。
これを踏むと、フットレストが上下に動くので、好みの角度に合わせてから、ペダルから足を離せば調整できます。
コンセント
グリーン車では、全ての座席にコンセントが設置されています。
設置場所は、ちょっと見えにくい場所にあって、各座席の間にある肘掛の先端部分になります。
写真だとちょっと見にくいですが(汗)、それぞれの座席側にひとつづつついています。
座席横のコンセントマークのランプが緑色に点灯していれば、コンセントは利用可能です。
グリーン車の車内設備
照明
写真ではわかりにくいかもしれませんが(汗)、普通車の白色系照明と比べて、かなり暖色系の照明を使っています。
白色系の照明よりも、落ち着いて過ごせる雰囲気があります。
床
グリーン車の床はカーペットが敷いてあります。
その分、通路を歩く人の足音もほとんどせず、車内で静かに過ごすことができるようになっています。
ブランケット
グリーン車には、各号車の最前列の荷物置場にブランケットが用意されています。
グリーン車を利用する方は、自由に利用することができます。
トイレ
トイレは、9号車と10号車の間に設置されています。
喫煙ルーム
グリーン車の喫煙ルームは、10号車の新大阪側に設置されています。
グリーン車の座席表
こだま号でグリーン車があるのは、東海道新幹線ではN700系と700系、山陽新幹線ではN700系です。
ただ、それぞれで号車数が異なっていて、東海道新幹線は16両編成、山陽新幹線は8両編成となっています。
この関係でグリーン車の号車が違います。
ここではN700系のグリーン車座席表について、まとめました。
東海道新幹線のグリーン車座席表
東海道新幹線は16両編成のため、8号車、9号車、10号車がグリーン車となっています。
8号車
8号車の博多側には乗降口がありません。
博多方面側の座席の場合は、7号車の新大阪側の乗降口を利用しましょう。
9号車
10号車
10号車の新大阪側には乗降扉がありません。
新大阪側の座席の場合は、11号車の博多側の乗降扉を利用しましょう。
山陽新幹線のグリーン車座席表
山陽新幹線の「こだま号」は8両編成のため、6号車の半分、新大阪側がグリーン車となっています。
6号車
1列〜9列は普通車となっており、10列以降がグリーン車です。
まとめ
「こだま号」でも、グリーン車の設備は「のぞみ号」「ひかり号」と全く同じです。
車内サービスがないのが、ちょっと残念ですが、かなり空いているので、急がない時、ゆったりと過ごしながらの旅に、もってこいかもしれませんね。
「こだま号」のグリーン車をお得に利用できるチケットも販売されていますので、うまく活用したいところです。
料金も含めた「こだま号」グリーン車のまとめ記事がありますので、こちらも参考にしてください。
それでは、まとめです。
- 東海道新幹線「こだま号」のグリーン車は、「のぞみ号」「ひかり号」と同じ設備
- 山陽新幹線の「こだま号」のグリーン車は、「さくら号」と同じ設備
- グリーン車の座席は普通車と比べて、ゆったり広く座れる幅と間隔になっている
- グリーン車の座席には普通車にはない、読書灯・サイドテーブル・シートヒーター・フットレストがある
ほかにも、こだまについてのまとめ記事がありますので、よければご覧ください。
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